群馬県片品村 天王桜他

2007年5月6日

この日の前日、千葉の友人と会い、新幹線で帰宅するも家についたのは12時前。
寝たのは1時過ぎでした。
1泊したためかなりの疲労、暑すぎたんですね。
汗だくで都内を歩き回ったから。
で、この日朝8時過ぎにメールで起こされる。
友人からで、地元紙に天王桜の満開の写真が載ったとの事。
11時ごろ集合なら行く、と返信するも、
友人曰く、往復4時間とみて、風邪を引いているので早く帰って来たい。
ダルダルでボロ雑巾のように重い体を持ち上げてどうにか起床。
友人が風邪と知った時点で、「絶対うつる・・・」と確信。
雨だし(本当に彼女は雨女・・・)山だし疲れているし・・・
でも今行かないといつ行けるか分からないし・・・

で、行ってきましたよ。
彼女は途中栄養ドリンク飲んでました。
かわりに私がマスク着用。

沼田ICで降りて、ひたすら片品村を目指す。
結構山道を走り続け、忘れた頃に看板が。

そこには「オキノ桜」とある。
とりあえず寄ってみる事に。
結構見事な咲きっぷり。
人もチラホラおります。
花びらは、ソメイヨシノともヒガンやシダレとも明らかに違う。
ひらひらとして可憐な印象です。

オキノ桜は、樹齢推定100年、樹高12m、枝幅18m。
約100年前にここに住んでいたオキノという方が、
伏見稲荷大明神から分祀してもらい、
そのお宮の庭に植えられた桜の木との事。



そして本命、天王桜へ。
大きな看板があり分かりやすくなっていました。
臨時駐車場も何箇所もあり、私達はちょっと上の方で止めました。
側にちょっとした湿原があり、水芭蕉やザゼンソウも咲いている。
湧き水もあり、しっかり飲んだ私です。

天王桜は、千明(ちぎら)家の先祖が1818年(文化15年)に、このヤマザクラの根元に石の祠を祀っていて、既にその時点で樹齢100年を超えていたと記録されています。
そのため樹齢は、300年以上と推定。
平成15年、片品村の天然記念物に指定されています。

まず私達は、千明家が営業している蕎麦屋さんに入り、
天そばと山菜おこわそばを注文し、分け合いました。
そばは少し硬めで、いかにも手作りらしく、麺の太さにばらつきあり。
山菜は近所で捕れたものを使用。
むちゃくちゃ美味しかったです。

小降りだった雨は本降りへ。
急いで桜の元へ行きました。
少し手前側が葉桜になっているかな。
ピンクが濃く、枝や花に勢いを感じます。

やはり雨の中の撮影だと全体が暗くなってしまい、
桜の鮮やかさがまるで伝わりませんね。

近くで見ると、オキノ桜とちょっと似ています。

小さな石の祠が何とも愛らしく、皆のまねをして小銭をのせて祈りました。

すごい幹です。
太くて無骨で迫力を感じました。

その後、有名な物産店へ行き、塩山椒(これ美味)を購入。
大変有名で、200個も注文していくお客さんもいるとの事。

帰りの関越では、友人は風邪でボロボロ、
私も疲労でボロボロになっていました。

これが今年の桜の見納め。














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桜好きの友人と2007年・2008年の2回に亘り、片品村を訪れました。
その時の様子をまとめてみました。

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