県指定天然記念物の樹齢400年の大杉。

進雄神社(高崎市)初詣
2007年4月22日、桜1本ものに目覚めてから友人と約束していた
しだれ桜などが多くありマニアにはとても有名な地、
信州高山村へと行って来ました。

次は、「赤和(あかわ)観音のしだれ桜」です。
途中、見かけた案内板を頼りに、結構斜面を登っていく。

こちらは、流石にちょっと標高が高くなっていて、
5・6部咲きといった所か。
石垣を壊すようにして倒れ掛かっています。
支柱に支えられ、やっと倒れずに済んでいる状態でしょうか。

赤和観音の名にふさわしく、「六地蔵」や石仏(観音?)が
桜の根元に居ます。

この桜は観音堂の登り口にあり、樹齢200年余り、
樹高は15mあります。

観音堂は、その横の急峻な石段
(単に積み重なった石)を登った所にあります。
創建は400年前。
2つめの画像の桜の上に三角屋根が見えますが、
それが観音堂となります。

ちょっと勇気が要りますが、折角だからと登ってみました。
石段の途中を左に曲がり回り込んで、
観音堂へと入る造りになっています。
崖に突き出た形で建っているため、
ちょっと恐々と内部に入りました。
四方に壁はなく、遠くまで見渡せるため、
大変美しい眺望を味わえます。

ただこの時点で全身汗だくに。
予報では最高でも18度とあったのに、
そんな気温とは思えない蒸し暑さ。
日頃の運動不足を圧して石段を登ったせいもあり、
風が大変心地よかったのを覚えています。

また石段まで戻り、より急になる最早階段とは言えない
石の段を上ってみました。
すぐの所に、樹齢400年の大杉があり、
太い幹に注連縄が懸かっています。
更にその上、手を岩にかけやっとの思いで登ると、
「穴観音」と「風の神」が祀られていました。
見上げると、そそり立つ断崖。

やっとの事で石段を降り、桜を見下ろせる東屋のような所へ。
そこから眺める桜も、背景に豊かな山並みが見え、
大変風情があります。

ただ、汗が滴り落ちる状態だったため、激しく体力を消耗。
そろそろ昼食にしよう、と、
ガンガンにかけた車の冷房で体を冷やしながら、
「赤和観音のしだれ桜」を後にしました。


毎度晴れ女の私VS雨女の友達となり、
予報によると曇天の上、午後3時からの降水確率が高い。
気温も涼しいとの事、着替え用にセーターを用意して出ました。

高山村には有名な桜が5本ある。
上信越道を使い、早めにその5本に絞って巡る事とする。

まずは、一番須坂市に近い「水中(みずなか)のしだれ桜」を
目指しました。
看板があるので行き着くのは簡単だという情報の元、
目に付いた案内板に従って細い道へと入る。
確かに看板が要所要所に設置され、大変親切である。
ただ道が大変細く、民家や畑の合間を縫っているため
運転上手でないと、大変怖い道とも言える。
流石にこの時期は行き帰りを別ルートに設定するなど
高山村の努力がうかがえました。
行き着く前にお目当ての桜がどん!と聳えているのが見える。
既に興奮モードとなる。
数人の誘導員が急遽駐車場にしたと思える畑へと誘導。
休日にも関わらず思った程人が来ていないのは、
まだ満開には早いためだったかもしれません。

「水中のしだれ桜」は、薄墨かかった淡いピンク色。
一番上の画像は、駐車場から桜へと登る途中で撮影。
撮影スポットは、その反対側となる。
プロアマのカメラマンが三脚を立てて並んでいる所へ、
そっと私達も紛れ込みました。
確かに遠く冠雪を抱く妙高山が見え、絶景です。
樹齢250年、樹高22m、幹周約4m。
隣の少し若い桜と共に並んで咲いている。

江戸時代、寛保2年(1742年)の水害の後、
鹿島神社を建てた時に植えられたとされています。
小さな社があります。
バラ科サクラ属シダレザクラ変種とあり、
だから薄墨色をしているのか、と納得。

ちゃんとしたデジカメが欲しい・・・と嘆きながら、
携帯カメラで撮りまくる。
ちょっとムダに撮っている気もする。

上の2枚が観音堂。
行くにはちょっと勇気が要ります。



「穴観音」という名の通り、
岩の裂け目のような穴の内部に安置。



その左上に「風の神」。
石の祠が大変風情を感じさせます。







「ちょっとした風景」へ




ちょっと見上げてみたり、接写してみました。

ソメイヨシノより小ぶりで可愛らしい花弁です。

残念なのは、背景が青空でない事。
花の映え具合が全く違ってしまいます。

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