羽黒・湯殿・鶴岡巡り

拝観受付所で入場券を購入 1300円。
このチケットで、本殿・奥宮・鳴龍で有名な本地堂へ入れます。

表門の正面は仁王像が置かれています。
明治時代までは仁王門と呼ばれていたそうです。

入り口上部に早速奇妙な獣が出迎えています。
東照宮に来た!という実感が沸くというもの。



神仏習合の影響で、正面では逞しい仁王像が睨みをきかせていますが、
裏側(東照宮内部側)には狛犬が置かれています。



記念撮影をしている観光客がバッチリ映ってしまっており、
悲しいものがありますが、とにかく混んでいたのです。








表門の奥に三神庫(さんじんこ)があります。
右から下神庫、中神庫、上神庫と並んでいます。
上神庫の「妻」(屋根下部分)に有名な彫刻があります。
狩野探幽が想像しながら描いたという「想像の象」です。
この建物は「征宝蔵」とも言われ、蔵と象を引っ掛けたものだそうです。

東照宮には、150種あまりの霊獣が約800体彫られていると
言われています。
象と似た形で獏(ばく)という霊獣がいますが、
その違いは、獏は目が丸く巻き毛があり耳が獅子と似ている所。
この彫刻は、明らかに目が細く、大きな耳を持っていますので、
象だと分かります。


そして有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の「三猿」です。
丁度英語のガイドが説明していた言葉が耳に入り、
「No see evil,no speak evil,no hear evil」と、
言っていました(うろ覚え)。
分かりやすい説明です。

神厩舎(しんきゅうしゃ)に彫られており、
陰陽五行説では、馬は火、猿は水を表し、
火から守る水という意味で、猿は馬を守るとされ、
8連の猿の物語が彫られているそうです。






こちらは御水舎。
流石東照宮!と思わせる、美麗な造りとなっています。
有名な飛龍の彫刻があるそうですが、ノーチェックでした。






陽明門へ続く階段を上がった左手にあるのが、
鳴龍で有名な本地堂です。
思いっきりガイドさんが旗を掲げていますが、
東照宮内部はどこもかしこもこんな感じでした。

拝観チケットの内一枚を使用して中に入ります。
大昔は自由に中で手を叩けた気がするのですが、
今は鳴龍の説明をする方が拍子木で、
反響の様子を実演していました。





ご朱印を見ると、輪王寺薬師堂となっています。
本尊は薬師如来、脇侍として日光・月光菩薩、
そして十二神将がおりました。







下の画像の釣鐘は、獏がいたので撮影。
象の鼻、牙1本、丸い目、巻き毛、
獏の特徴がよく分かります。


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