ホテルからUxmal(ウシュマル)までは、本当にすぐという感じでした。
車で寛ぐ間もなく到着です。
流石に名の知られた遺跡だけあり、駐車場には多くの車が停まっていました。
チケットを買い、中に入る時、このような紙を手首に巻きつけて輪にします。
このテープをしていれば、何度でも出入り出来るという事でしょうか。
ちょっと確認していません。
参照) ウシュマル from Wiki (09.3.17)
まず目に飛び込んでくるのが、Piramide del Adivino(魔法使いのピラミッド)です。 圧倒されてしまい、つい画像を撮ってしまいましたが、これはピラミッドの裏側に当ります。
正面に回りこむとその凄さが解ります。
高さ38m、5回に亙って建て増しされているため、内部には4層のピラミッドが隠されているそうです。
カーブを描いたフォルムが特徴的です。
近寄ると雨の神Chaac(チャーク)の彫刻が沢山見られます。
急な階段に沿って、頂上までこの彫刻が施されています。
Cuadrangulo de las Monjas(尼僧院)の裏側の高台から撮ったピラミッド。
堪らない迫力があります。
「尼僧院」は、東西南北4つの細長い建物と長方形の中庭を含めた一連の建造物群を指します。
こういう命名は好きではないのですが、発見したスペイン人には、小部屋が沢山あるこの建造物がそのように見えたのでしょう。
「魔法使いのピラミッド」から「尼僧院」の東側の建物の裏をぬけると、広々としたパティオが目に入ります。
「尼僧院」の北側の建物の前に出る訳です。
「尼僧院」北の建物の彫刻。
下から3段のChaac、
一番上は、Tlaloc(トラロック)と言われています。
Tlalocは、マヤではなくアステカの雨の神です。
テオティワカンなどで非常に信仰され、大きな両目と牙が特徴です。
マヤ文明が衰退し、メソアメリカ文明が流入、力を持った証拠と言えるでしょう。
やはり北側の建物の装飾。
両頭の蛇と、背中合わせのジャガー。
北側の建物からパティオに下りる中央の階段の正に中央にある石碑。
何が記されているかは不明との事。
同じく北側建物の階段を降りて向って左側(西)の建造物の彫刻。
「山」の形をした模様があります。
この「山」の間に○が2つ入ると、「金星」を表すそうです。
2つの○は取れてしまったのではないかと推測されます。
マヤでは、「金星」は、戦争と深い関係のある星です。