南紀・熊野巡り

牛馬童子からしばらく歩くとやっと開けたところに出ます。
橋を渡った左手が近露王子跡。
この碑の文字は大本教教祖出口王仁三郎の字を写したものなのですが、大本教が弾圧された時、当時の町長の作として名前を変えたため残ったそうです。


下の左が牛馬童子のスタンプ、右が近露王子のスタンプ。
スタンプラリーをしているとのことで、ポイントごとにオリジナルのスタンプが押せるようになっています。

左が牛馬童子像。牛と馬との両方にまたがった童子の像ですが、熊野御幸で名高い花山法皇の姿と言われています。
右が役の行者像。なぜ役の行者なのか、よく説明が聞き取れませんでした。その由来が気になるところです。
それにしても2像ともこじんまりと可愛い姿で置かれていました。

次に訪れたのが、千畳敷。
海岸に平らな岩が並ぶ様は圧巻・・・でしたが、、悲しいかな、どこもかしこも、岩には心無い観光客による落書きが・・・。
あまりの数の落書きに、悲しい気持ちにさせられました。ハングルも結構あったりして、変な所だけはマネしないで欲しい、と感じます。
素晴らしい自然の造詣が、醜悪な落書きにより埋め尽くされる情景、あってはならないことだと思います。
そんなことと、強風と突然の大雨もあって撮影は断念。

そして、早めに白浜温泉へ。
2日目は、円月島(車窓)・真珠記念館を見て、いよいよ熊野古道です。
古道は主に大辺路・中辺路・小辺路とあり、中でも中辺路は特に峻厳な路だったといいます。
山道に不慣れな人でも大丈夫だという、牛馬童子から近露王子までの約3kmのコースを、専門のガイド(熊野ひょうたんの会の語り部と言っていました)とともに説明を聞きながら歩きました。

※ 後に心無い人により牛馬童子の破損がニュースとなっていましたが、本当に心が痛いです。
   見事復元されていましたが、当時の姿そのままである意味の大きさを自覚して欲しいと感じました。

「南紀二大名湯 白浜・勝浦と専門ガイドと歩く熊野古道」というツアーに
2003年10月28日から30日にかけて行ってきました。

熊野は、今、世界遺産に登録しようと活動しているとのことで、とても注目されているそうです。ガイドさんも言っていましたが、今までで見習いの語り部さんだったのは始めてだったそうです。
来年、世界遺産に登録される見通しなので、これからは、とても混雑することになるでしょう。
その前に行けたのは、幸運だったかもしれません。
いつか熊野古道を踏破出来れば素敵です。
その夢は将来に取っておきます。







地元から旅行会社のマイクロバスにて羽田空港へ。
雨模様のせいか、都内に入った途端の大渋滞で、予定通りに空港に到着できないのでは、と心配したほどでした。
どうにか、時間内に到着。
白浜空港までは約1時間のフライト。
1日に羽田まで3往復しか運行していないという小さな空港。
採算が合うのか、人事ながら心配になりました。

まず初めに三段壁(左の画像)。
エレベーターで降りると、熊野水軍の隠し洞窟として使われていた洞窟内部が見学できます。



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