04月27日

今日はHPの整理をしようと思っていたが、
我が家の電子レンジが崩壊したため、仕方なく買い物してきました。
いつも思うが、何故親に付き合わされる時、何箇所も用事を用意しておくのか、
とっても不条理に思う。
7箇所の用事を済ませ、帰宅して遅い昼食食べてレンジをセッティングしたら、
もう午後4時過ぎてます。
前から書いているように、私のネット時間は午前中限定(目標)なので。
そんな状況なので、ちょっと自分を甘やかして、発泡酒を2缶開けさせてもらいました。

まあ、そんな事はどうでもいい。

ずっと昔から思っているが中々進展しない自己変革。
その一歩(?)として、地元の大学の公開授業に申込みました。
『日本のことばと文化』というタイトルの年13回行われる一連の講座で、
その中の3講座の受講を申し込む。
山折哲夫氏。
この方は宗教学では大変有名な方。
論文はちょこちょこ読んでましたが、本は持っていません。
小松和彦氏。
この方は、民俗学、しかも妖異を専門とし、何冊か著書を持っています。
そして、河合隼雄氏。
もともとは、河合氏の無料の講演が行われるというのを見たのが、
この公開授業の申込みのきっかけでした。
それとは別に、同じ大学で、地元の古代についてのシンポジウムがあり、
それも申し込む。
己のルーツを知ることは、何かをもたらすでしょう。

そして今日は古い家へ行ったので、本を見繕って持ってくる。
親がGW明けに国立博物館の「空海と高野山」を見に行くため、
空海の著書について書かれた本を持ってくる。
昔の恩師の本なので、サインなんて入ってます。
だが、タバコのヤニにやられて汚くなってます。
そして、「コーラン」と「ショウペンハウアー」。
どれも汚いには変わりない。
昨日も取り上げた『個性化とマンダラ』で、「コーラン」に記された物語が載っており、
とりあえず、という軽い気持ちで持ち帰る。
旧約聖書はイスラムでも重要な物語として描かれているのを全く知らなかった私。
読むかどうかは別として、ですが。

04月26日

現在、C.G.ユングの『個性化とマンダラ』を読み返している。
個性化とは何か、マンダラとは何かと、尋ねられると上手く言葉にできない。
私の浅薄な理解では、「個性化」とは本来の自分を取り戻すこと。
すなわち、コンプレックスという絡まりあった余分な感情のかたまりを剥がして行った先にある自分、
本来の自分を自然に発揮できる状態に意識化していく事を指すと考えている。
マンダラとは、これはインド発祥の思想であり、サンスクリットで円を指すと同時に世界をも顕している。
仏教に取り入れられた曼荼羅の壮麗な世界像は誰でもご存知の事と思う。
ユングの言うマンダラとは、基本的に「円」で示される象徴であり、
心の中で何か大きな変化が起こる時に出現するイメージである。
心は円を基本とする象徴で描く事が出来、自然に心の底から湧き上がって来るそれらの象徴を探る事で、
自身を理解し、「個性化」へと導く、その助けとなるものと考えている。
勝手に思っているだけで、全然合っていない可能性ありですが。

まだ1章の「生まれ変わりについて」のほんのさわりを読んだにすぎませんが、
ここに書き記したい内容があったため、ほんの少し触れたいと思います。

この中で、「集団との同一化」という項目がある。
これは「集団としての集合的な変容を体験している何人かの人間に、
個人が同一化する場合」を指している。
「特殊な心理状況であって」「特別な感情状態によって結びついた」集団内部の人が、
個人的体験より「低い意識水準で起こる」同一化を言う。
「集団のなかから、一人一人のこころよりも水準の低い、全体が固まって一つになって、
一種の動物のこころが生まれる」。
これは集団心理を説明しているものだが、その集団が大きくなればなる程、
より低い状態での同一化により、暴徒と化したり、
個人では考えられない異常な心理状態となる事を説明している。
解りやすい例がナチスである。

これは、ユングの時代背景もあり、かなり極端な例として、ナチスと共産主義を挙げている。
小さな集団でいえば、昔の村社会における村八分に相当し、
現在では「いじめ」に当てはめて考える事ができると思う。
今回のイラク人質となった3人に対するバッシングが、
この「集団との同一化」による特殊な現象なのではないか、
と私は思った。
「自己責任」という言葉をキーワードに、特殊な状況が生じ、
低い意識レベルでの同一化を起こした結果ではないかと。
個々人が集団となって行動する時、それは個々人の人格を超えた大きな一つの集団人格が出現する。
それは容易に、多くの人々を巻き込み、同じ心理へと走らせる。
もちろん、今回の件は誘導された結果である。
昨日のサンプロで拓殖大の森本さんも認めていた。
「自己責任という言葉は、政府が3人の人質や家族の反応に対する説明として出してきた。
政府が3人を救えなかった時のために言い出した言葉だ」と。
私が言いたいのは、集団との同一化で起こる現象は、低い意識レベルで生じるということ。
いかに低いレベルかは、海外メディアが報じている事を見れば、誰でもわかるはず。
だが、この同一化が強力なほど、捕われてしまった個人はここから抜け出せない。
しばらく、「自己責任」という呪縛に縛れた人々の冷たい反応は続くと思うが、
(それこそバランス感覚を取り戻して)如何に異様な心理状態が作り上げられているかを示す事が、
「低い意識水準」へと誘導していったマスメディアの「自己責任」の取り方であると思う。

04月25日

昨夜『BSドキュメンタリー』で
「戦場の目撃者 イラク戦争・カメラマンの記録」という番組を放送していました。
実績を持つ報道カメラマン7人が「セブン」という集団を結成し、
アメリカの同時多発テロからアフガン、イラクにいたるこの3年間、
戦争の実情を伝え続けてきた。
中心的存在であるジェームス・ナクトウェイ(米、57才)は、
ロバート・キャパ賞を5回も受賞している。
20年以上戦闘の最前線を撮り続けている。
NYの貿易センタービルの近くに住む彼は、同時多発テロにより、平和な日々は終わったと告げる。
アメリカは戦場になる事はないと思っていたが、一瞬のうちに戦場になり、そのショックは大きかった。
その後、アフガンでの戦闘の最前線へ。
北部同盟と行動を共にするうちに、次第に兵士達に焦点を合わせるようになっていく。
イラク戦争では、戦争に否応も無く巻き込まれる一般人に注目。
3日3晩続いたバグダッドの空爆。
アメリカの正確な攻撃は、全ての通信施設を破壊する。
だが、一般人の犠牲も大きかった。
連日行われる葬儀、バグダッドに住む人々の悲しい表情をとり続ける。
フセイン政権はひどい圧制をしき、それから解放されイラク人は喜んでいた。
だが、ナクトウェイは、この戦争が正当化できるのか、大きな疑問を持つという。
「セブン」メンバーで最も若いクリストファー・アンダーソン(カナダ、34才)は、
同時多発テロを契機に、戦場カメラマンとなる。
アフガンとパキスタンの国境に向かい、タリバンの圧制から逃れてきた難民達と出会う。
多くの難民に取り囲まれ、援助はいつ来るのか、何のためにここに来たのか、訊かれた。
彼は、たとえ話で答えるしか出来なかったという。
家を建てるには多くのレンガが必要であり、自分はその一つ、
自分の写真を見て援助が来るかもしれない、と。
その1年後、イラクでもっと激しい戦場を見ることになる。
次々と倒れるイラク兵達。
戦争の実態を目の当たりにする。
イラク軍を動揺させるため、アメリカ軍はバグダッド市内を戦車で突っ切った。
アンダーソンは、炎上するイラク軍の装甲車と、巻き添えで炎上する一般車を見た。
家族が乗っていたらしく、車から逃れて大火傷を負っているが、助ける事はできなかった。
クリストファー・モリス(米、45才)は、常に最前線で撮り続け、
湾岸戦争では捕虜にもなっている。
同時多発テロを知り、NYへ。
すっかり感覚が麻痺してしまい、ベンチに座ってぼんやりしてしまう事もあったという。
ここで起こった事を信じたくない気持だった。
祖国での大事件は、彼自身が分裂したような感覚に陥らせた。
アフガン侵攻が始まる中、敢て国内に残り、ブッシュを被写体として興味を持つようになる。
TIMEと契約し、ホワイトハウスで密着取材。
その後イラク戦争を取材するため戦場へ。
軍とは別に自力で取材する。
サマーワ近郊で初めて戦闘に遭遇する。
その時、戦場を駆け抜ける1頭の白馬が現れる。
彼には、その白馬が自由の象徴に見えた。
だが、次第に戦争の悲惨さを目撃していく事になる。
米軍は戦闘ごとに検問所を設置し、停止しない車は撃つ事になっていた。
しかし、イラクの農民はそんな事など知らず、米軍の停止の合図の意味が解らず、
近付いては攻撃された。
アメリカ軍は最後まで、拳をかざすという軍隊式の停止のしぐさを続けた。
視界が数メートルしかない砂嵐の中、アメリカ兵は自爆テロを恐れ、砂嵐に苛立ち、
イラク人との関係は益々悪化していく。
砂嵐の中から突然現れる戦車や装甲車や銃を構えた米兵。
怯えきった民間人を目撃する事になる。
クエート国境を越えてから、市民が米軍を歓迎している姿を見たことがない、
民間人の目は、解放軍ではなく、占領軍を見る目だった、と語る。
ゲーリー・ナイト(英、39才)は、イラク戦争で米兵と同行した。
多くのアメリカ兵はよい事をしようと、アメリカとイラクのために戦っていた。
戦争後も取材し続け、ナイトは、米軍の姿を「はりねずみ」のようだと喩える。
アメリカ兵が唯一心得ている事は、イラク人に歓迎されていないという事。
微笑みかけていた人が、次には殺そうとして来る。
兵士達は目的がわからなくなり、長期化にフラストレーションが高まっている。
一般家庭含めた多くの家の家宅捜査が、連日行われた。
アメリカ兵は家のドアを蹴り続け、中の男がドアノブを回して扉を開ける。
そこには、銃を持ち緊張した面持ちのアメリカ兵。
アメリカ兵はむりやり家に押入り、武器の捜索を行う。
イラク人は益々アメリカ兵に対して恐怖心を抱くようになってしまった。
モリスは言う。
同時多発テロ後、ブッシュは言った、私たちが自由を愛するから彼らは私たちを憎むのだ、と。
アメリカは他国より優れ、誰でも私たちのようになりたいと思ってしまっていた。
だが、彼らも自由を愛していた。
アメリカが押し付けるから、憎まれる。
同時多発テロは、アメリカをひとつにした。
アメリカがどのように変化し、何をもたらし、どう受け止めようとするか、
取材を続けている。
アンダーソンは、イラク戦争で初めて戦場に立った。
同時多発テロからアメリカをどう考えるか、世界をどう考えるか、変わって来ている、
将来、アメリカの歴史の中で重要な時期であり、それを記録したい、と告げる。
ナクトウェイは、イラク戦争に繋がる3年間の意味を問い直そうとしている。
イラク戦争について賛否両論あると思うが、戦争が起きてしまった今アメリカと同盟軍は駐留している。
問題があるからと言って立ち去る訳にはいかない。
安定するまで駐留し続けるべきであり、それが我々の責任である、と。

この番組は、「セブン」という集団に属する報道カメラマン達の見た戦争を扱っている。
そのため、多くの写真が映され、そこに映された人々の表情が多くを語っている。
文章ではその情感を伝える事は出来ない。
実際に何が起こっているかを伝えるには、誰かが戦場に入るしかない。
命を賭して。

04月24日

今日は春の嵐、風が吹き荒れ、流れの早い雲が太陽を頻繁に遮っていく。
新緑の季節を迎えたというのに、心は春とはほど遠い。

マスコミも人質事件については、一段落した模様。
今回ほど、日本人である事を恥ずかしいと思った事はなかった。
私は、今なら大抵の人から非難されるだろう、自衛隊派遣反対だし、
湾岸戦争をトラウマなどとは毛ほども感じていない。
だって、湾岸戦争は、日本が資金を供出しなければ、できなかったんでしょ?
これも後になってアメリカの陰謀あり、との見解出てましたが。
私は、極端に言えば、日本は、金は出します、軍は出しません、
でいいんじゃないかと思っている。
もちろん国連関与のケースに限る。
広島・長崎の悲劇を味わい、大空襲を経験した国として、
ゲームのように見せられるあの下で何が起こっているか知っているはず。
毎回発表される、死者とけが人の数。
けが人と言っても、死んでしまった方がいい程の重症者がどれだけいることか。
あるコラムで日本の通常兵器輸入ランキングが世界で12位とあるのを見た。
その記事を書いた人は大変驚いていたようだが、
私は前に何でだっただろう、日本の防衛費の殆どは、強制的に買わされた
アメリカの高額な兵器の返済だという記事を読んでいた。
日本はそういう国だと思っていたので驚きはない。
解ってはいたが、今回の件にはほとほと日本人でいる事が嫌になった。
「ニューヨーク・タイムズ」も日本に対する皮肉を載せているとか。
ところで、これは親がどっかで読んできた雑誌、
小泉さん、ブッシュさんやブレアさんのマネして
イラクを訪問するパフォーマンスを予定していたとか。
それが今回の人質事件でご破算に。
地団駄を踏んだそうな。
だ〜から、吐き捨てるような総理大臣とは思えない下品な態度と物言いになったのねぇ。
民主党もいまひとつ信用できないけど、二大政党制になれば、
チェック機能が働くはず。
選挙は大事。
その自覚のない国民が少ない事にも歯痒い思いをしています。

今回は力のない文章になってます。
一連の事件で興奮しすぎて疲れた模様。
ファルージャでは戦闘が続けられ、南部ではアルカイダ系が暴れ始めた。
誰がツケを払うのでしょうか?

昨日、技能試験の申込みをしました。
ああ、この私的自由な日々の終焉は近い。
それも憂鬱。
モラトリアムってないで動き出さないといけないらしい。
この『ひとりごと』が更新し続けられるのは、いつまでなのだろう。

最近、昔好きだったバンドのメンバーと一緒に歌うという夢を2夜連続で見た。
初めは上手くいかないが、最後は綺麗にハモって終わり。
一夜目は「たま」で「かなしいずぽん」。
起きた後も頭でエンドレスしていた。きみょ〜だ。
というか、何でこの曲なの〜(涙)。
不調和→調和。
何か受け入れられなかったものが統合されようとしている
???

04月23日

昨日は、もともと今日予定していた外出を、
天気が崩れるかも、と急遽変更してお出かけしてきました。
本当は藤の花でも、と思っていたが、まだ時期が早いのではという事になり、
もしかして、まだ見られるかも・・・との淡い期待を胸に、
まずは、群馬県指定記念物になっている「発地の彼岸桜」へ。
行き方がわからず、コンビニで道を尋ねてやっと辿り着くも、やはり葉桜に・・・涙。
そして、友人が行ったことがないという玉原高原へ。
まだ、スキーしてました。
私たちが、半袖でうろうろしている向こうでスキーに興じる人々。
奇妙な図です。
そこのラウンジで昼食、そして持ち込み禁止のビールを密かに持ち込んで一杯。
運転手の友人が持参。
その後お言葉に甘えてもう1缶車の中で飲ませてもらいながら、
谷川岳ならもしかして・・・と儚い希望を胸に山道を進む。
やはり儚い希望で終わりました。
何の事はない、水上〜谷川岳間には目ぼしい桜がない!という単純な事実。
まあ、途中いろんな花や雪や壮大な谷川岳や雪解け水で流れの激しくなった渓流など、
沢山の自然に触れられたので、思い残すところはない・・・
といいたい所だが、プーでなければ弘前へ行きたかった・・・と涙する。
昨日のフェーン現象による異常な暑さと昼間から飲んだアルコールのせいで、
今日は疲れが抜けきれてません。


「イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑」の「根拠」を検証するページ

某有名掲示板では「自演ちゃん」なんて言い方がある位なので、
こういう発想は得意なのでしょう、と勝手に推測。
それに振り回された政府にも笑ってしまいますが。

多くの日本人にまだ良識が残っていることを夢見つつ。

04月21日

溜息の尽きない日々です。
何故ってそれは今回の「いじめ」ともとれるイラク人質事件に対する反応のため。
福田さんが被害者に対し非難する発言とのトピックスを読み、
思わず首相官邸にメールしてしまいました。
1国民の言動など何の影響も及ぼさないでしょうけど、
私に出来るのはそれ位しかないので。

昨夜のNEWS23に安田純平さんが出演していました。
ゲストに「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一氏も呼ばれていました。
安田さんは、イラクに行ったのは4回目だと言っていました。
アンマン・バグダッド間は4月に入ってから戦場になり、
ファルージャで停戦中にも米軍による空爆が行われ、アブグレイブまで住民が避難していた。
判断の甘さはあったが、ゲームのように見えてしまう戦場で、
そこにいる事はどういう気持なのか、身を置いて伝えたかったと言っていました。
広河氏も、危険と言われる所には実際に人が住んでおり、外に伝える事で助かるかもしれない、と。
そして、安田さんは、「自己責任」論に対して、どうして行かなくてはいけないか、
皆が勝手に行っているとは思わない、どうしてなのか考えて欲しいと言っていました。
広河氏は、こう発言しています。
9.11以降爆撃を加える側で安全な取材ばかりになってしまい、
爆撃される側は危険だが、誰かが行って伝えなくてはならないし、
それを実行する人達が行っている、迷惑だから行くなとは本末転倒であり、
日本人自身の首を絞めること、戦争の意義に対して判断する材料をなくすことになる。
また、この事件以前は、このような事態が起こるとまず被害者を心配するというのが当たり前で、
迷惑などという人はいなかった。
どうして急にこういう風潮になったのか不思議で、海外の人が奇異に思うのは当たり前だ、と。
安田さんも、この件に関して、「驚いた」と言い、その後言い淀んでうまく言葉が出ず、
寂しい、というか共感してもらえればという気持があった、
判断は甘かったが、知って欲しい、知らなきゃいけないという気持で行っているので、
と押し殺すように話していました。
今朝のスパモニは、小林よしのり氏、森本敏教授をゲストに、「自己責任論」について討論していました。
だいたい予想はつくと思いますが、小林氏が、
「議員が言うのは悪い、権力を持つものが悪いというのは!議員が言うか!」てな具合。
ゲストの紀藤弁護士が、「国家の義務とは国民の安全を守ること。だから国民は税金を払う。
税金で保護しておいて、負担させるのは本末転倒だ」と。
更に、小林氏、「チャーター機代を払え?ふざけるな!個人主義を批判している人が自己責任論を持ち出すのは、
都合が良すぎ、誰がチャーター機頼んだんだ!」と怒ってましたね。

昨夜の読売新聞のトピックスで、3人の人質が犯行声明で使用されたビデオで、
犯人達に言われて怖がる演技をしていた、と書かれていました。
今日のザ・ワイドでも、そういう意味で如何にもってな放送になっていました。
真相は定かではありませんが、どこまで彼らを翻弄すれば気がすむのか、
また警察の発表にも悪意を感じざるをえないのですが、気のせいなのでしょうか。

今アメリカでは、大統領選挙があるためいろいろな勢力がしのぎを削っているからでしょうが、
ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者が『攻撃の計画』という
イラク戦争に至る内幕の暴露本を出しました。
ある意味、ゆり戻しの起こるアメリカ・メディアには、まだ健全性が残されているようです。
イラク戦争とその後の統治の失敗のツケが回って来た時、小泉さんはどうするのでしょうか?
アメリカと共に世界から孤立する状態へと突っ走っているようで、大変危惧しています。
口を揃えて罵っていた連中だって、戦争責任を問われる頃には自分の発言を忘れていることでしょう。
全く平和なものです。

今日は口直しに、藤岡市の庚申山総合運動公園にある「ふじの咲く丘」へ行ってきました。
この所の急な暑さでかなり藤の花が綻んでいるのでは期待しましたが、
残念、見事な蕾蕾蕾、一部開花、でした。

バテる暑さと、クマンバチによるストレスですっかり消耗し、昼から缶チューハイやってます。
だから、眠いし、文章も纏まらない。
とにかく、気付いたら即メール。
これ位なら私でも出来る。


04月20日

昨日大学時代の友達からメールがあり、彼女も同じ意見を抱いている事を知り、
もう涙が出るほどうれしかった。
番組によっては、イラク人質事件を真正面から扱う所も出てきており、
ゆり戻し現象が起こり始めているのかな、とも思う。
だが、家で取ってる新聞(YだよY新聞!)、
こんなものが新聞として出回っている事には憤慨しすぎて、憤死しそうだ〜

一人ムキになり過ぎていたため、すっかり消耗してしまい、今朝起きたら9時過ぎ。


***別サイトの『ひとりごと』より。2003年11月27日***
(註:現在そのサイトは閉鎖しました)

昨夜見るものがなくて何の気なしに『その時歴史が動いた』をまた見てしまいました。
マハトマ・ガンジー。
映画で見たけど殆ど忘れてましたねえ。
資本主義対テロの構図が激化しつつある今、
ガンジーの非暴力の精神に涙が出てしまいました。
小さなことから始めてそれがイギリス総督府を脅かす大きなうねりとなり、
最後には独立を勝ち取る。
その後イスラムとヒンドゥーの対立になるが、
ガンジーは抗議の断食をし、皆武器を捨てる。
だが、狂信者によって暗殺。
その教えがキング牧師にも受け継がれるが、
彼も暗殺されてますよね。
最後、悲劇で幕を閉じるわけだけど、
感じたのが、人々っていい指導者に導かれれば、
いい方向に向かっていけるんだってこと。
逆に悪い方向に行ってしまうと、ナチスのようになるけど。
暴力の連鎖を、非暴力という手段で断ち切ろうとしたガンジー。
相手を罰するより許すことの方が気高い、なんて、
どうしたって達観できない。
家族が殺されれば、犯人には死刑を望むと思う。
アフガンやイラクやパレスティナ。
小さな子供が、大きくなったら兵士になって戦うと言っている。
私が同じ立場でもそうなっていると思う。
暴力の連鎖を断ち切る第3の道って、ガンジーの教えにあるんだろうけど、
これだけの大きな人物って現れるのだろうか・・・。

04月19日

また、イスラエルは、ハマスの就任したばかりの最高指導者ランティシ氏を、
17日夜(日本時間18日未明)にヘリコプターによるミサイル攻撃で殺害。
一体世界はどうなってしまうのか?
これは殺人ではないのでしょうか?
益々憎悪の報酬が激化するのは目に見えています。
イスラエル側は、隔離する壁を建設中との事。
そんな策ではイスラエルの国民は守れないと思うのは、私だけではないはず。
理解を超えています。
例によって、アメリカはこの行為を容認しています。
日本政府も遺憾の意を表明とあるが、そのアメリカに追随しているのでは、
違う立場に立っているとは思えない。

イラクでの人質解放を受け、マスコミの論調も少し変化してきたようです。
彼らを責める発言が目に見えて減少しています。
次は同情論ですか?
上からの意向があったとは言え、M氏やO氏を初め多くの教授や研究家と言われる方達が、
不自然とも思える政府よりの言動をしていた事には大変腹立たしい思いをさせられました。
それが、M氏、またまともな発言をするようになった?
もちろん人質解放は政府の働き掛けがあったからだと主張していましたが。
水面下でどういう交渉が行われていたが解りませんが、
またクベイシ師も日本政府を非難することで得られるものがある事も推測できますが、
それにしても、日本政府が自分の手柄のように発言しているのには耐えられない。
多くの、人質となった彼らを救いたいという思いが、
アルジャジーラを動かし、
イスラム聖職者協会(この呼び名で安定?)を動かし、
部族を動かしたのだと思う。
また、日本政府は、正式に解放に寄与したクベイシ師を初めとした協会には、
謝意を全く表していないという。
当然の行為さえ出来ない。
昨日「日曜討論」で、アジア経済研究所の酒井啓子女史は、
彼ら3人の情勢分析の甘さは認めざるをえないが、
人道支援(自衛隊)が障害になるのは問題であり、
クベイシ師も言っていたが、人質解放後の政府の対応が良くない、
救った人に対して感謝するのは人道行為、
政府の「人道」とは一体何か、
と問うていました。
また、アメリカは、反米の姿勢をとっているサドル師やファルージャを切り捨てる、という
大鉈を振るえばいいと思っていたが、
逆に親米的だった勢力にも反米感情を持たれるようになり、
アメリカ自身が交渉のパイプを持っていないため、
国連にパイプを委ねようとしている、とも言っていました。
ファルージャについてサンプロで特集をしていました。
ファルージャは、もともと敬虔なスンニ派の暮らす静かな町だった。
ところが、イラク戦争後の2003年4月28日、
小学校を占拠していた米軍に、住民が退去を申し出た。
そして米軍が発砲。
子供が13人殺害された。
11月には、窃盗犯と間違われた農民が運転するトラックが銃撃される。
5人死亡。
そして、米軍の司令官が襲撃される事件が起こり、
襲撃犯と同種の車に乗っていた2人が、米軍に銃を乱射され死亡。
こういう事件が重なり、反米ではなかった人々がアメリカに憎悪を抱くようになっていった。
そして、4人の警備会社のアメリカ人の惨殺が起こり、
「ファルージャの惨劇」となる。
誘拐を企てた犯人達は、普通の人々であるらしい(安田氏、渡辺氏の会見)。
しかも多くのグループがネットワークを持って活動している。
その背後にファルージャの無差別殺戮があることは明らか。
この「ファルージャの惨劇」は、歴史に名を残す惨劇になる可能性も高いと指摘されている。
特に、ジュネーブ条約で攻撃を禁止されているモスクを攻撃した事は、大きな問題となるでしょう。
報道では、ファルージャは元バース党残存勢力の町と言っていた。
ここにも情報操作があったわけですね。
アメリカは、親米のCPAからも反発を受け、
スンニ派とシーア派が反米という共通の理念で連動し始めている。
アメリカは、今になって国連を担ぎ出し(実権を手放す気はないらしい)、
「悪の枢軸」呼ばわりしたイランにまで仲裁を依頼している。
米政府内でも混乱が手に取るようにわかるというもの。

イラクに派遣されている自衛隊は、復興支援を目的としている。
もちろん、イラク人の大半はそう思っていない。
これから空自は米軍の輸送も行うという。
これは復興・人道支援と言えるのか?
これこそ、標的にして下さいと、政府自らが言っているのと変わりがない。

今朝の番組でゲスト(名前忘れました)が、イラク人質事件に関し、
雪山に何の装備もせず登るようなものだと批判があるが、
雪山にしたのは自衛隊派遣という事実では?というような発言をしていました。
また、バグダッドから中継していたアジア・プレスの綿井健陽さんは、
「自業自得」という言葉を、イラクで活動している彼らにではなく、
日本人に対して、日本政府のやり方に対して言いたい、
と語気を荒げていました。
また、今朝鳥越さんは、退避勧告が出ていようと身の危険があろうと、
やっぱり行く、と言っていました。
ジャーナリストとはそういうものだと思います。
身を挺して取材している人々がいるからこそ、現状を知る事ができ、
大本営発表にような一方的なものにならずに済んでいるという事を解ってもらいたい。

と懸命に書いているつもりだけど、これを読んでいた友人でさえ、理解してくれなかった。
ここ数日、ガンジーは何故あそこまでやれたのだろう、とふと思う。
私は弱いと思った。
そしてもっと強くなりたい、と思った。

昨夜頭の中に蟻の行列がありありと浮かんだ。
何も考えず、ただ臭いの帯に誘われて黙々と一方向に向かって進む蟻たち。
人間は蟻だ、と思った。

―――――――

訂正
やっぱりマスコミの論調はまだ責任論に終始しそう。

04月17日

悲しい事に、今回のイラク人質事件での政府や多くの人達が、
勝手なことを言ってり書いたりしている状況を目の辺りにし、
私は今、大変な人間不信に陥ってしまっています。
日本人として恥ずかしいです。
私は、世界に誇れる活動をやっている3人が注目された事は、
悲劇でもあるが、とても日本人として誇っていい事だと思っています。
それが、何故こういう論調になってしまうのか。
政府内ではこの事件でかかった経費を被害者達に負担させるなどという、
想像を絶する意見まで出ているようですが、
日本のイメージを最低な所まで引き落とし、NGOが行う何十倍もの税金を使って行っている、
自衛隊の活動については何と思っているのでしょうか?
民間人では危ないから自衛隊が派遣されている?
自衛隊は、「非戦闘地域」にのみ派遣可能になったのではないのですか?
矛盾しています。
先日にはサマワで初めて自衛隊に対するデモも行われたといいます。
自衛隊を歓迎しているのは、今や直接利益を得ている一部の者だけになっている、
という話も目にしました。
私は自衛隊員達を非難している訳では全くありません。
もちろん人道支援のため勇んで行った方達が多いと思っています。
そこを問題にしているのではなく、
そんな彼らの気持を弄ぶような政策を取って欲しくないという事です。

私は、何故日本人はこういう、
冷静な目で見れば可笑しな世論がまかり通るようになってしまったのか、
解らないながらに考えました。
まず、イラクで何かがあるとしたら、
皆奥大使などのように銃撃されるという事件を想定していたのだと思います。
それなら、彼らはイラク人のために犠牲になった。
「可愛そうに」と他人事で終わりです。
そして、政府の思う壺、テロは許せない、論調がはびこることになる。
政府の大誤算は、人質となって交渉材料に使われた事でしょう。
このままだと、望んでいなかった方向へ世論が動くかもしれない。
そのための、強行論と自己責任論。
これは見事に成功してしまいました。
初めは同情的だった世論も、この誘導にうまく乗せられてしまったのです。
たぶん、彼ら3人が捉えられたニュースが世界を駆け巡った事も大きかったのではないでしょうか?
変な所で変な恥を感じてしまい、勝手にイラクに入ったから大事件になってしまった→恥ずかしい、
という気持ちになってしまったのではないでしょうか?
またワイドショウ的に被害者家族が感情的になっている姿を扱い、世界に報道されたため、
恥ずかしい→何かが変なのではないか、となったのでは?
たぶんこの事件に対して、日本人はショックを受けたのだと思います。
他人事が他人事でなくなる可能性を実感した。
だが、それを直視できず、「あんな所へ行った彼らが悪い」という論理になったのではないでしょうか。
前にも書きましたが、もし私が被害者家族と同じ立場なら、感情的になります。
交換条件を飲んでくれ、と政府に頭を下げ、世論に訴えます。
普通そうじゃありませんか?
それが人間的な感情じゃないんですか?
あんな危ない所へ彼らを行かせた家族が悪い?
じゃあ、何故「あんな危ない所」になったのですか?
たまたま彼らが拘束されましたが、拘束されるのが政府関係者でもおかしくないはずです。
もしかしたら、自衛隊員という事だってありえます。
そういう意味では、政府にとってはラッキーだったと。
平和ボケした日本人が、この訳の解らない「自己責任」論で
いつどこで自分達に襲い掛かるかもしれない
標的となった恐怖から逃避したのだと思います。
その逃避と恥とが、マスコミのミスリードも手伝って(政府の意向が強かったと思うが)
逆に私としては、世界に対して「恥ずかしくてどうにもならない」論調へと統一されてしまった。
本当に、この事自体が日本人として恥ずかしいし、
簡単に変な方向へ魚の集団のように方向転換してしまう状況に、
ナチスやファシズム、戦前の日本を連想させ、
激しい人間不信へと陥ってしまいした。

浅井久仁臣 私の視点
この方の冷静で的確な視点は、多くを教えてくれます。

益岡賢のページ
TVでは報道されない多くの現地の状況を伝えています。

日本人で良かった、と思える日が早く訪れる事を祈っています。
そして、拘束されている多くの方々が無事解放され、
ファルージャ等無駄な虐殺が早く終結する事を切に祈ります。


04月16日

昨夜、友人達との飲み会があり、帰りに邦人3人解放を知り、
もう感動。
家に帰ってからもう1杯やってしまいました。
でも、まだ安田さんと渡辺さんの消息は全く不明な状態であり、
イタリア人4人が拘束されたのと同じ地域と聞き、
不安な気持で一杯です。
他にも拘束されている方達が沢山います。
皆無事解放される事を祈っています。
そして、ファルージャの惨事が歴史に残る大虐殺にならないよう、
やはり祈るのみです。
昨日まで怒りと憤りで興奮しすぎていたため、
その反動で今日はテンションが地の底になってます。

「スーパーモーニング」で鳥越さんも言っていましたが、
まずイラクがこのようになった戦争について、
原点に戻って考え直さなければいけないと思います。
イラク戦争を支持し、自衛隊まで派遣した現政権、
そしてその政権を支持する多くの国民。
どこが、間違っているか、考える時だと思います。
これ以上悲惨な状況が起きないために。
だただた、それだけを訴えていきたい。

04月15日

追記です。
やはり頭が混乱していたせいか、誤字や勘違いが多いので訂正です。
新たに拘束されたらしい2人は、やはりフリージャーナリストの安田純平さんと、
元自衛隊員で反戦活動をしていた渡辺修孝さんらしいとのことです。
バグダッドのアブグレイブ地区とは、
イタリア人4人やその前にはアメリカ人運転手が拘束された場所であり、
スンニ派が支配する危険な地域だそうです。
また、イタリア人については、「ザ・ワイド」で田中宇さんが言っていましたが、
やはりあの米警備会社に雇われていた人達だそうです。
だから殺してもいい、という論理では絶対ありません。
また、イタリア人が一人殺害された事を受けて、川口外相は、
人質事件の類似性はあるが細かい点が異なるので単純に比較できない、
と発言していました。
ちょっと責任逃れ的に聞こえてしまったのは、考えすぎなのか。

反戦の声がより多くなり、事態が好転しますように!!!

こちらは渡辺修孝さんが現地よりレポートを寄せていたHPです。
米兵・自衛官人権ホットライン

――――――――

またイラクで日本人の誘拐があったようです。
バグダッドのアブグレイブ地区に、撃墜された米軍ヘリの取材をするために向かった2人。
一人はジャーナリストの安田純平さん、もう一人は同居している渡辺さんと見られています。
この方達もイラクの現状を伝え続けた人達です。
現場に車で向かう途中後ろから追跡され停められ、中国人のふりをしたが、
パスポートから日本人であることがばれてしまい、連れ去れた模様です。

3人の場合は、こんな時に危険な所に行ったから「自業自得」という論調が多かったようですが、
この事件に関しては皆さん何と反応するのでしょう?

ある週刊誌では、かなり妖しげなタイトルの特集が組まれているようです。
3人の誘拐された方達及びその家族に対する誹謗の含まれた内容のようです。
もちろん読む気はしません。
多くの人が、被害者家族の言動に思想的な不自然さを感じると言っているようですが、
(私にはもちろん本当の事はわかりません)
私がもし同じ立場なら、同じ発言をしていただろう事だけはわかります。
だから、どこが不自然なのか私には理解できずにいます。

アメリカはサドル師を殺害してでも拘束するよう指令を出しているそうです。
サドル師は、この事態に話し合いの余地のある発言を行っています。
ある専門家(誰だか忘れました)は、彼は宗教指導者よりも政治家に近いと言っていました。
それはいいとして、それって単純に「殺人」ではないのでしょうか?
許される事なのですか?

また、「スーパーモーニング」で独立総合研究所の青山氏が、昨日のブッシュの会見について、
本人が会見するのも珍しいが、イランに仲裁の要請をしている件や、ブッシュの表情などから、
かなり特殊な状況になっているのではないかと推察していました。
政府内の勢力バランスが変化している、と。

浅井久仁臣 私の視点

インターネット上の誹謗中傷に対して警鐘を鳴らしています。
昨日被害者家族が、外国人ジャーナリストを対象にした記者会見を行いました。
しかし、彼らは小さな声で誤るばかりでした。
あるジャーナリストは、「日本は本心を語れない国になってしまった」と言っていました。

益岡賢のページ

こちらにはファルージャの現状を訴える文章が載っています。
何が起こっているか、私たちは知るべきです。

また、これも勝手な推測なのですが、どのマスコミも、
イタリア人4人が誘拐され軍撤退を要求されている件を、
日本と同じ立場にあるためその対応が注目される、と口を揃えて言っていましたが、
彼らはアメリカの警備会社に雇われている人達のようで、
悪名高き、ファルージャ掃討作戦の原因となった
「民間人」の所属している会社かどうかわかりませんが、
日本人3人の人質とは全く質が違います。
そうでなくても、イラク人はアメリカなどに協力する者達の誘拐は認めています。
それと、今回拘束されている日本人達を同列に扱うのは、論理のすり替えだと思っています。

流石に毎日怒り心頭に達する事ばかりのため、
論理だって考えることも文章を書くことも出来ずにいます。
どうかこれ以上、無駄な殺戮が繰り返されないよう祈るのみです。

04月14日

昨日は一日桜を見るために遠出をしていました。
どうかイラクの3人の方達が解放されていますように、と祈りつつ。
願いに反して、進展がなかった事を知り、やりきれない気持になりました。
そして、一転して被害者の家族達が、「ご迷惑をおかけした」と誤るばかりになってしまった事に、
どれだけひどい誹謗中傷があったか察せられました。
今この事件に関して日本人は4種に分かれていると思います。
必死に救出を願っている人達、自業自得と非難する人達、全く何も感じていない人達
そして面白がって変な噂を流して喜ぶ人達。
被害者の家族達は、自分達が接して来た善良な人達を前提に訴えてきたが、
そうでない人達が恐らくは大半以上を占めているというと事に悲しみを隠せなくなっている事でしょう。
私も、以前に無知は悪に通じると書きかましたが、
中途半端な知識だけで、一方的に決め付ける人達の多さに唖然とする思いでいます。

前に誰だか忘れましたが、あるジャーナリストが言っていました。
以前なら、拘束されても日本人だと知ると解放してもらえた。
自衛隊が派遣される事により、親日的だったイラク人の日本に対する見方が変わるだろうと。
恐れていた通り、今ではブッシュのアメリカと同一視され、ターゲットになってしまっている。
実際現地にいるジャーナリストを含む一般の人達は、身の危険を感じて脱出したがっているという。
各国が相次いで避難勧告を出しています。
復興のために善意で赴いた一般の人達。
この緊迫した事態に、益々復興は遅れ、最低限の生活さえ保障されなくなるであろうイラク人達。
ある人達は、テロ行為の代償だと言うでしょう。
だが、今行われているアメリカの強行作戦がこの事態を引き起こしている事を知ってもらいたいです。
ファルージャの掃討作戦は、民間人(日本は一向にこの表現を変える気がなさそうです)4人が
虐殺されたための報復と言う。
だが、一部ではアメリカがわざと彼らを殺させ、住民にテロを煽っているとの見方があるそうです。
そこまで裏読みはしたくありませんが、
アメリカが今まで行ってきた行動を考えると否定する気も起こりません。
9.11についてもしかり。
また、サドル派が力を強め、イラクがイラン化することを恐れ、
シーア派に対しても強行策を打ち出している事も、
アメリカの意図が見えすぎて、虚しくなります。
今日、ブッシュは長々と演説をしていました。
途中から聞く気はなくなってしまいました。
自己正当化を長々と話されても、アメリカが方向転換しないのなら同じです。
イラク情勢は益々悪化し、泥沼化する。

3人の人質を取ったグループは、小泉さんの発言に憤り、彼らを解放しないと言っているそうです。
被害者の家族達が必死になって、誘拐犯達を刺激しないようあれ程訴えても、
小泉さんには全く通じないようです。
確かに今自衛隊を撤退させるのは脅しに屈したと見られるかもしれない。
でも、現実に戦闘地域になってしまっているイラクに駐留し続ける事は法案を無視する事です。
テロに屈したからではなく、「非戦闘地域に派遣」という前提が崩れたための撤退と言って
何がおかしいのでしょうか。
アメリカに人質救済を依頼すれば、力づくでの奪還になります。
もしそうなったら、成功したとしても、今までの日本人達が築いてきた
アラブ社会との友好関係が完全に終結する事になります。

日本があんな人達のためにあんなところと一緒になって
心中しようとしている。
どこが民主主義?


04月13日

早起きをして、以前から楽しみにしていた、山梨の「大糸桜」、「神代桜」を見に行って来ました。
初めは雁坂トンネル経由で、と思っていましたが、地図を見るとそれらの桜は長野寄り、
友達の提案通りに、上信越道を佐久まで行き、141号を清里を通って抜ける道を選択しました。
以前通った時はお盆だったためどの道も大渋滞だったのに、平日のため嘘のようなスムーズさ。
片道4時間の予定が3時間で到着。
これも今働いていないがためだが、金銭的に苦しい事を考えると、二律背反。
なかなか世の中上手く出来ています。
彼女の車に古い地図といいつつカーナビが付いており、迷う事もなく行き着けました。
まずは、小淵沢町の「神田の大糸桜」。
特設の無料駐車場から歩いて数分。
広々とした畑の中にボツンと1本、佇んでいます。
樹齢約400年のしだれ桜の一種であるイトザクラ、県指定天然記念物。
四方に伸ばした枝より垂れ下がる様は、大変迫力があります。
遠くに八ヶ岳の冠雪を頂いた姿が見えるのですが、霞んでいたため、画像には納められず。
ほぼ満開に近い理想的な時期でした。

次に、この日が見頃の最後とされる、「山高の神代桜」へ。
日本の三大桜の一本であり、日本最古の桜としてご存知の方も多いと思います。
樹齢約1800年から2000年と言われ、伝説では日本武尊により植えられたとされています。
実相寺の南端に佇み、幹の上の部分は欠けてしまい、太い幹から伸びる2本の枝に多くの花が咲きます。
この数日の温かさで、急に散ってしまったらしく、5〜7部散りと言ったところ。
次回は是非満開時を見たいものです。

次にこの近くにあるという「真原(さねはら)の桜並木」に向かいました。
約200本のソメイヨシノが細い道路の両側700メートルに亘りトンネルを作っています。
少し高い位置にあるためか、まだまだ美しい花を咲かせていました。

今年は本当に今まで無い程多くの桜を見に行く事ができ、大変充実した春を迎える事ができました。

この日は敢て「イラク人質事件」には触れず、帰宅したらいいニュースが待っているかも、
と期待しつつ帰路に着きました。

04月11日

朝TVをつけたら、イラクで人質として拘束されていた3人が早ければ今日お昼頃解放されると聞き、
涙ぐんでしまいました。
イラク・ムスリム・ウラマー協会が、アルジャジーラを通じ、3人を解放するよう呼び掛けたのに応じたとか。
この協会は、イラク戦争後シーア派が勢力を伸ばす中、スンニ派の協会として結成され、
ファルージャ周辺で行き過ぎた行動などが起きた時に諌める役割を果たしていたそうです。
高橋和夫教授が言っていましたが、アラブ社会では母親の涙は絶対だとか。
アルジャジーラが、3人の家族の涙ながらに訴えるインタビューを何度も放送した結果、
この協会が動き出したようです。

ちょっと昼食を取っていました。
まだ速報は流れていません。

イラク・ムスリム・ウラマー協会は、日本政府の要請を受けて
TVでの呼び掛けを行った訳ではないと言っていましたね。
犯行声明文と今回の声明文を比較すると(byサンプロ)、
まずサラヤ・ムジャヒディン→ムジャヒディン、西暦→イスラム歴、精査された文章→雑な文章、
となっているそうです。
即ち別な人物が書いた文章であろう、と。
また日付も、9を消して10日としているそうです。
こういった謎はいずれ明らかになるのでしょう。
内容的には、日本の自衛隊撤退要求だったのが、今回はアメリカの不正を強調し、
不正に加担する者を糾明、同盟国にアメリカの行為を停めてもらいたいとの主張に変化している。
これは『日曜討論』。
この2番目の声明文の和訳を探したけど、ネット上で発見できず。
『日曜討論』でアジア経済研究所の酒井啓子さんが、
人質を取られて自衛隊が撤退すれば、その作戦が有効な手段だと思われ
撤退しなければアメリカ主導の占領(失敗しつつある)と一体と見られる、
CPAも反米色が強くなりつつあり、
自衛隊派遣を続けても状況は厳しくなるし、
撤退させても屈した事になり、住民の期待にこたえられなかったという悪い評価に繋がる、
と言っていました。
違う番組で、香山リカさんが言っていましたが、
政府が人質の解放を自分の手柄にしてしまうかもしれないので、
どこまでが日本政府の働きかけによる効果なのかキチンとすべきだと。
とてもその意見に賛成です。
アルジャジーラというイスラム社会で大きな影響を持つTV局が中心となり、
メディアにより犯行が報道され、メディアによって終結するという、
現代社会の特徴を良く顕した事件だと思いました。
ここでもう一度振り返って欲しいのが、イラク戦争の意味です。
戦争の大義が捏造されたものである事を再確認し、考えて欲しいです。
アメリカの表の主張は、独裁者を倒して民主化する(と言っても親米政権の樹立)こと、
(途中で摩り替わった大義というのが何とも)
裏ではイラクの利権を手に入れる事とイスラエルの脅威を排除することが目的。
日本政府は、人道支援という美名のもと(国民を騙して)自衛隊派遣を決定し、
日米の力関係に逆らえないという大きな失望を我々に与えた。
日本はアメリカ一国主義の犠牲者となっている。
人質となった彼らもそうだし、イラクも、その他の同盟国も、そして、イスラム過激派も犠牲者であると思う。
もっとずっと遡って、何が今回の混乱を引き起こす原因になったかを皆に考えてもらいたいです。
昨日つくづく感じました。
友人と秩父まで花見に行き、そこの屋台のおじさんが言っていました。
「3人はどうせ焼かれちゃうんだ。あんな時にイラクに行くのが悪い。自衛隊は人道支援で行っている。」
思わずその場で反論してしまいましたが・・・汗。
私はその時、無知は悪となり得るという事を切実に感じ、ショックを受けました。
だから、いろいろ知って欲しいし、考えて欲しい。
日本がどれだけ危険な状態に巻き込まれつつあるかを。

――――――――

話は全く変わり、今朝本当に久しぶりに印象的な夢を見ました。
半年ぶり位だったりして。

何故か兄(という設定らしいが違うようでもある)が重症を負い足を骨折して入院していたが、
退院して家に帰ってくる事になった。
全然知らない家だが自分の家で、ドアフォンが鳴ったので私は慌てて玄関の鍵を開ける。
兄を看護していたという男性が入ってくる。
場面はいつの間にか兄が家の中心にあるが密室になる部屋にいる。
私は中には入れない。
母と介護の男性が兄の看護について話し合っている。
私は、何故かガラスのように透けて見える部屋で兄が座っているのを見ている。
背中を向けており、顔はわからない。
机にはいろんな形の定規が置いてあり、絵を描く練習をしているという。

以上なのだが、私にとって重要な夢だと言うのがすぐ理解できた。
即ち、兄=アニムス(私の中の男性像)であり、重症を負ってしまったが、どうにか私の心の中に居場所を確保できた。
私が自ら鍵を開けて中に招き入れている。
だが、まだ直接対面する準備は出来ておらず、顔を見られず、会話もできない。
その代わりに、私の代理として「母」とアニムスの代理として「介護の男性」が話し合いをする。
だが、その内容も私の顕在意識は知る事ができない。
アニムスの側にある定規、それは物事を測るという男性的な側面を顕しており、
アニムスが絵を描く練習をするという事は、女性的側面の想像的作業に着手し始めたと言う事。
何度も殺してきたアニムスがやっと私の中に浮かび上がってくる事ができたらしい。
これを大切に育て、いずれ接触していく事が次のステップに進むために必要な事なのでしょう。

――――――――

昨日秩父の羊山公園に行ってきました。
それについては後ほど、そうですね、10日分とし
て時間が出来た時にでもアップします。
桜はあまり綺麗じゃなかったですね。
芝桜は5部咲きといった所か、絨毯のようになっていました。
すごい車車車、人人人・・・。


04月09日

今日は昨日見てきた甘楽郡宝積寺について、HPをアップしました。
昨日の『ひとりごと』で紹介した以外の写真やお寺に関しての情報も
もっと詳しく載せています。
よろしかったら覗いてみて下さいね。

いろいろ今騒がれている邦人人質事件に関して思う所もあるのですが、また時間切れなので、
「自衛隊はとっとと日本に帰りましょう!」と叫んで終わらせて頂きます。

――――――――

でもやはり、今回の人質事件に関して、どうにも悲しさが湧き上がってしまい、
吐き出させてもらいます。
彼らの狙いは大当たりだと言わなければならないでしょう。
もし銃撃して殺害してしまい、「自衛隊を撤退させなければこうなるぞ!」と
脅すのではあれば、憎しみは倍増し、世論はテロ撲滅に傾いたかもしれない。
だが、今回のように、本当に皮肉なのが、
“日本政府なんかよりきちんとイラクの事を考えている”人たちを人質に、
彼らの命と自衛隊撤退とを天秤に掛けようとした。
心ある人なら、自衛隊は、彼らを犠牲にしてでもお金ばかりかかり実のない活動をするより、
イラクから撤退すべきだと考えるでしょう。
これを機会に、イラクにとって何が大切が皆が考え、
政府の誤った方向を正すよう動いていって欲しいです。
韓国人も人質に取られています。
昨日聞いたところでは牧師さんだとか。
もしかして彼らも平和を訴えにイラクに出向いたのでしょうか。
悪玉ほど安全なところにいるのが許せません。
前に田中真紀子さんが、自衛隊を派遣せず、小泉さんと息子で行けと言ってましたが、
(それじゃ孝太郎くんが可愛そうだって)
私はブッシュさんにアメリカ政府を引き連れてイラクに行き、
前線で戦って来い!と怒鳴りたいです。
アメリカやCPAなどあてにならないでしょう。
イラクと密接な人脈を持つ人物(NGOかもしれないけどいると思う)に力になってもらい、
部族やイスラム宗教指導者のネットワークを駆使して動くのが一番確実な気がします。
イラク終戦から1年。
小泉さんが自衛隊派遣を決めてから、いつかは訪れるであろう悲劇が、
このような形で幕を開けたことに、憤りを隠せません。


04月08日

現在、夕方ですが、風が暴風となって吹き荒れています。
平地の桜はこの強風でかなり散ってしまうでしょう。
ということで(?)また桜を見に行ってきました。
花見は一度行くと癖になって止まらなくなるものがありますね。
殆ど中毒者のようにあちこち訪れている気がします。
今日訪れたのは、群馬県甘楽郡の山腹に佇む曹洞宗宝積寺(ほうしゃくじ)。
甘楽郡には小幡という城下町があり、古くから繁栄していた町です。
このお寺は13Cには天台宗のお寺として栄えており、
その後この一帯を治めていた小幡家が禅師を招来し、曹洞宗として再興。
小幡氏が滅んだ後は、織田家(信長の子孫)が藩主となり菩提寺とする。
そして厳しい修行道場としても有名となり、多くの修行僧が参集したといいます。
また、ここでお祀りされている菊女観音は、小幡城主により寵愛され
奥方等の嫉妬により無実の罪で処刑された腰元お菊を祀ったものです。
台座から高さ6mの菊女観音像の後ろに、甘楽名木のしだれ桜が大きく枝を広げ、
咲き乱れていました。
しんとした涼やかな山の息吹にここまで咲き誇ることができたのでしょう。

この場所は家から1時間もかからない所にありますが、
その後、お弁当を食べるところを探しているうちに、
山を2つ3つ越えて、埼玉寄りの町まで行ってしまい、
帰宅するのに4時間近くかかってしまいました。
すごかったです。
とにかく道が。
車が擦れ違えないような細い山道を延々と。
流石に疲れて肩がばんばんです。
このまま焼酎飲んで寝てしまおうか・・・。

04月07日

またまたお昼を過ぎています。
昨日、一昨日と勉強が出来ず、涙の日々。
昨日は、お花見のページを作っていて、とりあえず一昨日の桜の分だけですが、
それで午後が終わってしまいました。
それが上手くアップできなくて、もたつくこと、もたつくこと。
撮りっぱなしの画像が溜まっているので、まだまだ作る予定なのですが、
時間が・・・ひたすら時間が足りなさすぎです。
また、レタッチソフト、PC付属のものを使っていたのですが、
どうもこのソフトを通すと画像が悪くなることが判明。
もちろん携帯画像自体も問題ありなんですが。
そのため、昨日ベクターよりフリーソフトをダウンロード。
いやあ、なかなかいいです(使いきれていませんが)。
画像を明るくしたり、コントラストを変更したり、断然綺麗にできます。
その前に腕を磨けよって感じですが・・・涙。
よろしかったら、トップページのリンクより入って頂いて、
『2004 花巡り』へ。
少しでも美しさが伝えられたら嬉しいですね!

イラクでは、掃討作戦を行っていた米軍がフセイン残党と思わしき武装勢力の襲撃を受けたり、
シーア派反米のサドル師を巡って、激しい混乱状態になっています。
パレスティナの問題も含め、宗教・民族による対立がこれ以上激化しない事を祈ります。

『ユング自伝』、ほとんど読み終わりましたが、何かを書こうとしても
とてもじゃないがムリなようです。
奥が深すぎるし、体験主義に基づくため、頭でも気持でもうまく飲み込む事が出来ない。
少しづつ沁み込んで来れば、それなりに何かを表現することが出来るようになるのか・・・?

04月04日

今朝の地震には驚きました。
調べたら8時2分茨城県沖だそうで。
この場所に引っ越してから、一番大きな地震だったと思います。
でも震度2くらい?
気象庁の観測所がないのか、載ってませんね。

また恒例のサンプロレポです。
今回の特集は、『アルカイダ関係者独占会見』。
2回会見することと、場所を明かさない事を条件に、アルカイダ関係者のインタビューに成功。
東南アジア某国、協力関係にあったイスラム側にコネクションを持つA氏に仲介してもらっている。
まずA氏がある1件の民家から電話をし、接触方法を明かさないと約束させられる。
破ったら死。
それを確認し、何箇所かで連絡をとり、ハイウェーに乗り郊外(西)へ車を走らせる。
途中で降り、一般道をしばらく走り、細い道に入ったところで1人の男が待っていた。
彼は見張り役の男性で、A氏と合言葉を交わし、更に細い道を延々車を走らせる。
すると車が道端に駐車しており、茂みにも数人の男が潜んでいる。
待っていた男達は、今は危険なので場所を変えるという。
人気のない場所で車を停めると、黒い覆面をした2,3人の男達が、
自分達の乗っていた車より降りてきて、2人の男性が取材陣の車に乗り込んできた。
スタッフは急な展開に慌てるが、ここでインタビューを行う事になる。
肌の色は思ったよりも白く、しっかりとした英語を話す所から高度な教育を受けているらしい事が伺えた。

Q アルカイダについて
――同じイスラムの同胞であり、組織として関係を持っている。
 連絡を取り合い、資金的関係もある。
 アルカイダのメンバーと言っても良い。
 ピラミッド型の組織構成をしていて、セル(小集団)の構成数は言えない。
Q 組織での立場について
――ポジションはコーディネーター。上からの計画を実行する、セルのリーダー。
Q 東南アジアのテロについて
――テロとは呼ばない。ジハード(聖戦)だ。世にはびこる悪、イスラムの敵と戦っているからである。
 バリのテロは、人的関係で連絡を取ったという意味では関与している。
Q アルカイダについて
――アフガンにトレーニングで行っている。
 ビンラディンはイスラムの模範的存在。会った事はないが、他のメンバーは会っている。
Q 無実の人々をテロで殺害することについて
――これはジハードであり、イスラムのための行動であり、他に選択肢がない。
 アルカイダの特徴は武力である。
Q アルカイダとの接触方法
――様々な方法がある。電話は米が監視しているため。
Q アルカイダとフセインとの関係
――よく解らない。
Q フセインをどう思うか
――指導力、イデオロギーでは優れているが、イスラム教徒とは言えない。
Q 日本のイメージについて
――日本は先進国であり、進んだ工業国だ。善良な人達だと思う。
 善良なイスラム教徒もいるはずだ。
Q イラクでの外交官襲撃事件について
――どの組織かは知らない。
 イラクにいるセルは独自に行動するのでよく解らない。
Q イラク駐留の自衛隊について
――知っている。
 日本は気をつけるべきだ。アメリカの味方をすれば、イスラム世界の破壊に加担することになる。
 軍服を着た兵士が米軍と行動を共にしているなら、人道支援であれ敵である。

ちょうどインタビューをしていた頃、3/2のシーア派の祭りでの大規模テロが起こる。
ザルカウィというヨルダン人が逮捕され、アルカイダとの遣り取りを残した文書に、
シーア派とスンニ派の対立を狙っての行動だと書かれていた。
アメリカはこれをアルカイダの犯行と見ている。
3/11には大量の死者を出したマドリードの同時多発テロが起こり、
アルカイダ系組織が犯行声明を出し、日本もテロ予告の対象国に挙げられていた。

取材陣は再び会見を、違う場所にて行う。
インタビューに答えたのは同じ男性だった。

Q イラクのシーア派を狙ったテロについて
――モスクや女性や子供を攻撃しているので、アルカイダの行動とは疑わしい。
Q スペインのテロについて
――アルカイダが関与していたかは知らない。だが、スペインはアメリカの同盟国なので敵である。
Q 9.11のテロについて
――疑問がある。アルカイダとの証拠はない。だが、アルカイダの行動だと信じたい。
Q イスラム社会からのテロに対する批判(イスラム法)
――平和時の法と戦争時の法があり、法の解釈は違ってくる。
Q もしビンラディンが捕まったら
――その事態には備えている。奪回・報復作戦は準備されている。
Q 米はアルカイダ幹部の3分の2を捕まえたり殺害したと発表しているが
――そんなことはない。
Q 上から分析情報を受け取っているか
――受け取っている。文書ではなく、人を送って口頭で行っている。
 ザルカウィ氏のように文書を残すような失敗はしない。
Q 何故インタビューに応じたか
――アルカイダのような組織が世界中にあることを米に知らせたかった。
 また日本への警告であり、米の同盟国への警告でもある。

解説の水口晃氏がその後述べている。
日本はアラビアでの自衛隊派遣に関する広報活動はしているが、東南アジアでは行っていない。
アルカイダは今ザルカウィのように第2世代になっている。
各セルは自由意志で行動し、反米意識が非常に強い。
反米の意思を、テロにより人々を殺害することで主張している。
第2世代のテロは大変脅威になっている。
そして、4/11、この日はキリスト教の重要な祭り、復活祭の日であり、
大変危険だと言っていました。

インタビュー部分は字幕だったため、かなり簡略化したり、書き切れなかったりしています。
貴重な取材だと思ったためレポしてみました。

04月03日

自分の体力のなさをとても実感。
はい、大変疲れてます。
昨日ただドライブして、桜を見てきただけです。
それなのに、眠いし、体中がたがたになっているし、ふらふらしてます。

昨日、10時過ぎに出発して埼玉県幸手市の権現堂堤の桜を見てきました。
1000本の桜が堤にそって両側に植えられ、川側には鮮やかな黄色の菜の花畑が広がる、
とても幻想的で美しい光景でした。
たまたま数日前にNHKの天気予報のコーナーか何かで紹介していて、
桜の花と菜の花のコントラストの美しさに、これは行くしかない!と決心した次第です。
往復200km弱の、私としては最長のドライブでした。
行きはスムーズに問題なく(迷う事なく)1時過ぎに到着。
約3時間。
朝方降っていた雨はあがり、雲がどんよりと垂れ込めていましたが、
覚悟していた程荒れた天気ではなかったのが、嬉しかったですね。
やはり私は「晴れ女」だと実感。
携帯で撮影してきたけど、もしかしてメモリースティックかカメラ機能がいかれてきたのか、
どうも綺麗に取れないんです。
桜の淡い色合いを上手く取り込むことができず、悔しさを感じます。
堤の上は1キロ半くらいか、1000本の桜並木になっており、
桜のトンネルそのもの。
悔しいことに全然撮れてない〜〜〜
今日明日が「さくら祭り」のようで、大変な賑わいになっているでしょう。
わざわざ行って良かった!という美しさでした。
高遠の小彼岸桜の次に良かったかな。

桜を見ている途中から風が吹き始め、帰りは突風に車が揺れるほどでした。
桜の木の側を通ると、さくら吹雪になっており、
この強風でかなり散ってしまうだろうと心配しました。
流石に疲れが出て、車に乗る前にまず左足の裏と指が攣る。
直ったと思ったら今度は右足も同じ状態になり、日頃の運動不足を恨みました。
また、既にへろへろになっていたため、3回道順を間違え、
3度目は地元近くだったので、適当に走っているうちに知っている道に出る事が出来、
と〜っても遠回りして、辛うじて帰り着きました。
あまりの疲労に、一昨日プレゼントで当たったカリフォルニアワインのフランジア赤を飲む。
白よりも余程美味しかったですね。
素人でも飲める軽めの赤って感じでした。
安物だけど、これなら買ってもいいかな。

土日で体力を回復させて、月曜にまた桜巡りをしようと思ってます。
「今出来る事=平日のさくら三昧」なので、がんばろ。
とっても卑近な目標です。

今回のBGM
リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストゥラかく語りき」と幻想的交響曲「イタリアから」、
ワーグナーの序曲集、フォーレのヴァイオリン・ソナタと「ベルカロール(舟歌)」、
その他、サン=サーンスやタルティーニ等等。

04月01日

今日、『展覧会の絵』のフェルナン・クノップフの新ページをアップしました。
やはりこの方の精緻な筆使い(鉛筆やいろんな素材を使ってますが)には、
恍惚とされられますね。
なんと言っても、中性的な女性や男性達、ストイックでありながら、
妖しさ(まるで古い神話の世界のような)を醸し出しており、
見返す度に胸騒ぎを覚えます。
実は風景画も好きだったりします。
ベルギーの陰鬱な白黒に近い情景を、独特の筆致で表現していて、
まるで生きながら朽ちてしまったような錯覚を起こします。
まだ学生だった時に、渋谷での展覧会、2回一人で入りました。
平日で人もまばらにしかおらず、好きな絵の前でじっくり見入る事が出来、
端から見たら気持悪い位、じーっと見ていたかもしれませんね。

それにしてもネーミングのセンスが無さ過ぎ。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」は好きです。
ピアノバージョンより、ラヴェル編曲のオケの方が好きですね。
実は中学の時、音楽の時間に富田勲演奏による「展覧会の絵」を聴き、
レコードを購入。
シンセサイザーから入ったが、これが私のクラシックへの入口でした。

ところで、とうとう新年度に突入です。
早い・・・早すぎです。
年を重ねるにつれ、感受性の衰えから時間経過を早く感じるようになりますが、
ちょっと危機感を抱かずにおれません。
でも、今の状態は、今まで生きてきた中で一番楽かも。
恋もしたいが、隠居もしたい。
人間なんていくつもの面が軋みながら縺れ合っているものだから、
対極の感情に振り回されるというもの。
穏やかで、しがらみに振り回されない人になりたいものです。

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